変化は些細なところから

このところタロットのセッションでは頻繁に死神のカードが出ます。

描かれているのは大鎌を持って死の舞踏を踊る骸骨なのでクライアントさまは皆さん不吉なカードだと感じられるのですが、トートタロットの死神には破壊的な死ではなく知恵に満ちた再生のための死、変化、変容、新生のための死のニュアンスが大きいです。

まさに今、何かしら古いものが終わって新しく生まれ変わっていくとき。

変化が起こせなくて死神のカードを実感出来ないという方もおられますが、個人的な変化は身近でとても些細なことから始まるように感じます。

たとえば、ずっと受け入れられないと思っていたことがいつの間にか平気になっているとか、ずっとこだわっていたことが手放せたとか、迷いがふっきれて選択が簡単になったとか、とりたてて変化だと気が付かないようなことだけれど、まるでこれまでの過去の想いの積み重ねから気が付くと自由になっているような感覚。

そんな小さな兆しが大きな変化に繋がっていくきっかけだと思います。

ひとそれぞれに違っているけれど、自分だけが気づく自分自身の内側や意識の変化。気が付いた時ははっとして嬉しくなる気持ち。地の時代から風の時代へと、その両方の時代を知って変化を感じられる私たちは幸運。いえきっとここを選んで生まれてきたに違いない。楽しんで生きたいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.